2012年03月11日

純粋な問いかけ

ここ半年間、自分自身の諸事情もあって読書熱が再び加速中です。
溜まっていた本を徹底的に読み漁っておりますが、最近読み終えた本です。

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昨年11月に公開された「アントキノイノチ」。さだまさし原作のその小説を読了しました。
ページ数にすると約300ページということで、「これはかなり深い小説かな」とか思いながら読み進めていましたが、非常に良い小説でした。


何より描かれている「主人公の内面的な状況」が、つい最近までの自分と共感する部分が数多くあって、そういう意味で本当にそれらを知らない人たちにも問いかけができる作品だなと思いました。知らない人たち・・というよりも、「何となく知ってるけどどんなのかはよく分からない」という人に対してもより少し深く知ってもらうという意味で、良い小説だなというのが読了後の率直な感想です。
もちろん、主人公のこういった状況というものに対しては賛否あるでしょう。「いや、そんなのは精神論の問題だ」とか何とか。
でもわたくしは思いますが、単純に「強い」「弱い」だけの問題ではないと思います。複雑化した現代社会において、人間同士のコミュニケーションの希薄化、価値観の多様化、情報化社会など。主人公が抱えた内面的な問題ははっきりいって、今や精神論で解決できるような状態では無くなっています。
正面から向き合うこと、どこかあやふやにしていたものを表面化させること、論理的な検証が必要だと考えています。だからこそ、そういう分野の医学が進歩してきたわけですが。
これ以上言うと、どんな作品か言ってしまいそうなのであらすじを知りたい方は、書店か○マゾンで一度手に取ってみてください(苦笑)

映画版は小説部分をある程度カットした作品なので、純粋に原作を知りたい方は是非読んで欲しいなと思います。人生、生命、情、気持ちの通い合い・・といった人間が生きていく上で向き合い続けなければならないものについて散りばめられた作品です。
posted by つーきん at 10:33| 大阪 ☀| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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